樹木葬ブログ
人気の樹木葬が変化してきている?

実は樹木葬も社会に合わせ変化してきています
近年樹木葬というお墓も社会の変化により、すこしずつ変わってきています。
当初樹木葬とは、遺骨を特定の森林地に埋葬し、その地点を記念樹や共有の木で示すという形の葬法でした。樹木葬というワードが出てきた当初は、まさにそのようなお墓だったのですが、ここ最近の樹木葬は変わってきています。都市部のお寺の墓所に樹木葬区画をつくり、そこに骨壺や骨袋などに入れて埋葬するところが増えています。
理由としてアクセスがあげられます。どうしても従来の樹木葬では、居住地域から離れた場所にしか作れないため、残された方のお墓参りを考えると不便が多いようです。ご夫婦などで考えても、仮に70歳でどちらかが亡くなられた場合に、その年齢で坂道を上り下りしてお墓参りをするのは、なかなか厳しいといえます。
また樹木葬自体の管理にも問題点があるようです。お墓参りを考える場合に景観維持や歩道などの整備のため、最低限の樹木の管理が必要となります。この部分を運営側がしっかりやってくれるところであればよいのですが、そもそも山のため、そうでないところも多く、植物が成長していくことで購入当初の印象から大きく変わってしまう墓所も存在するようです。
上記の問題点から現在では都市型の樹木葬が増えてきています。
住宅地の近くにあるお寺の一部を樹木葬に変更し、通いやすく、また運営母体がお寺であることから供養の面からも将来にわたって安心できる構造となっています。
通常都市部にあるお墓は価格も高くなる傾向がありますが、都市型の樹木葬の場合、比較的お墓自体の価格が安く、さらに年間維持費も安く設定されており、現在の残された家族に迷惑をかけたくないが、たまにはお参りに来てほしい、またはお参りに行きたいという考えに合っているようです。
ただその都市型の樹木葬にも複数のタイプが存在していいます。
花壇の中に眠れるタイプから、しっかりと手を合わせる場所を石碑に残せるタイプ、専用の骨壺へ移し替えるタイプ(中には骨壺が小さくなるため、一部分は合祀墓へ入れるタイプもあります)、骨袋に移し替えて永遠にそこに収めるタイプ、13年など一定期間安置されたのち合祀墓へ移動するタイプなど、細かい変化も入れると様々です。
しっかりとその後の状況も含めて確認してから決める必要がありそうです。
居住地に近い都市型の樹木葬を検討される方は、気になる樹木葬があればなるべく早く見学など情報を集めることをお勧めします。住宅事情と同様に、お寺がお墓にできる面積は限られており、そこの区画が埋まってしまうと再販されることのない墓所も存在します。
せっかく興味を持てた墓所が完売してしまう前に行動することが重要だといえます。
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